私たちは将来いくらもらえる?日本の年金制度をやさしく整理しました
日本では20歳になると国民年金への加入が始まり、多くの方が長い年月をかけて年金保険料を支払っています。
そして50代、60代になると少しずつ気になってくるのが、
「自分はいくら年金をもらえるのだろう?」
ということではないでしょうか。
老後の生活費や医療費、旅行や趣味など、将来の暮らしを考えるうえで年金はとても大切な収入源です。
今回は、日本の年金制度についてできるだけわかりやすくまとめてみました。
日本の公的年金制度は、大きく分けると次の2つがあります。
国民年金(基礎年金)
国民年金は20歳から60歳までのすべての人が加入する年金です。
自営業の方やフリーランス、学生の方なども加入対象になります。
40年間すべての保険料を納めた場合、65歳から満額の老齢基礎年金を受け取ることができます。
厚生年金
会社員や公務員の方が加入する年金です。
厚生年金は国民年金に上乗せされる形になっています。
そのため、会社員として長く働いた方ほど、将来受け取れる年金額も増える傾向があります。
年金は実際にいくらもらえるのでしょうか?
多くの方が最も気になる部分かもしれません。
年金の受給額は、
・加入期間
・収入
・働いていた年数
・厚生年金加入期間
によって大きく変わります。
そのため、全員が同じ金額を受け取るわけではありません。
国民年金のみの場合
40年間保険料を納めた場合、月額およそ7万円前後が目安とされています。
年間にすると約80万円程度になります。
厚生年金に加入していた場合
会社員として長く勤務していた方の場合、国民年金に厚生年金が加わるため、月額15万円〜20万円程度を受け取る方も多くいます。
もちろん勤務年数や給与水準によって金額は変わりますが、国民年金のみの場合と比べると大きな差があります。
年金は何歳から受け取れるのでしょうか?
現在の老齢年金の受給開始年齢は、原則として65歳からです。
ただし、60歳から繰り上げ受給をすることも可能です。
繰り上げ受給
65歳を待たずに早く受け取る方法です。
早く受け取れるというメリットがありますが、一度減額された年金額は生涯変わりません。
繰り下げ受給
66歳以降に受給開始を遅らせる方法です。
受給を遅らせることで、将来受け取る年金額を増やすことができます。
健康状態や生活状況に応じて検討する方も増えています。
老後資金は年金だけで大丈夫?
最近よく耳にするのが、
「老後2000万円問題」
という言葉です。
もちろん生活スタイルによって必要な金額は異なります。
持ち家か賃貸か、旅行や趣味にどれくらいお金を使うかによっても変わってきます。
しかし、多くの専門家は年金だけに頼るのではなく、少しずつ貯蓄や資産形成を進めておくことが大切だと考えています。
NISAを活用する人も増えています
最近では、新NISAを利用して資産形成を始める50代、60代の方も増えています。
無理のない範囲で少しずつ積み立てを行うことで、老後の安心につながる可能性があります。
ただし、投資にはリスクもありますので、ご自身の生活状況に合わせて判断することが大切です。
年金見込額は簡単に確認できます
「自分はいくらもらえるのだろう?」
と思った方は、ぜひ一度確認してみることをおすすめします。
現在は、
・ねんきん定期便
・ねんきんネット
を利用することで、将来受け取れる年金見込額を確認することができます。
特に50代以降になると、老後の生活設計を考えるうえでも大切な情報になります。
まとめ
日本の年金制度は少し複雑に感じるかもしれません。
しかし、
・国民年金
・厚生年金
・受給開始年齢
・繰り上げ受給
・繰り下げ受給
この5つを理解するだけでも、全体像が見えやすくなります。
これからの生活を安心して過ごすためにも、まずは自分の年金見込額を確認することから始めてみてはいかがでしょうか。
将来への不安を少しでも減らし、自分らしいセカンドライフを楽しむための第一歩になるかもしれません。
【参考資料】
・日本年金機構
・厚生労働省
・国税庁
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