食欲がない...それは夏バテかも?高齢者の夏バテ対策とおすすめの食べ物7選

夏になると、

「暑くて食欲がわかない」
「体がだるくて、何もする気になれない」
「冷たい飲み物ばかり飲んでしまう」

このような不調を感じる方も多いのではないでしょうか。

特にシニア世代や高齢者は、若い頃に比べて暑さやのどの渇きを感じにくくなることがあります。そのため、本人が気づかないうちに水分不足や栄養不足が進み、夏バテや熱中症につながってしまうこともあります。

暑い日は、無理にたくさん食べる必要はありません。

しかし、食事を抜く日が続くと、体力や筋力が落ちやすくなり、さらに食欲がなくなるという悪循環に陥ることもあります。

今回は、高齢者の夏バテ対策として、食欲がない時でも食べやすい食べ物や、日常生活で気をつけたいポイントについて調べてみました。

夏バテとは?シニア世代が注意したい理由

夏バテとは、暑さや湿気、冷房による温度差などが原因で起こる体調不良のことです。

日本の夏は気温だけでなく湿度も高いため、体温調節に多くのエネルギーを使います。さらに、暑い屋外と冷房の効いた室内を行き来することで、自律神経に負担がかかりやすくなります。

シニア世代や高齢者は、体内に蓄えられる水分量が少なくなりやすく、脱水症状を起こしやすいとされています。

また、暑さで食事量が減ると、エネルギーやたんぱく質が不足し、筋肉量の低下や体力の低下につながることもあります。

「少しくらい食べなくても大丈夫」と思わず、食べられるものを少しずつでも口にすることが大切です。

高齢者の夏バテでよく見られる症状

夏バテの症状は、人によってさまざまです。

代表的な症状には、次のようなものがあります。

・食欲がない
・体がだるい
・疲れが取れない
・寝つきが悪い
・夜中に何度も目が覚める
・頭が重い
・めまいや立ちくらみがする
・やる気が出ない

このような症状が続くと、外出や家事がおっくうになり、運動量も減ってしまいます。

また、高齢者の食欲不振は夏バテだけでなく、脱水症状や熱中症、別の病気が原因になっている場合もあります。

普段と比べて明らかに元気がない時は、無理をせず早めに休むことが大切です。

食欲がない時におすすめの食べ物7選

1. 冷ややっこ

豆腐はやわらかく、食欲がない時でも食べやすい食品です。

たんぱく質も含まれているため、筋肉量を維持したいシニア世代にも向いています。

しょうが、ネギ、大葉、かつお節などを添えると、さっぱりと食べられます。

2. うどん

うどんは口当たりがよく、食欲が落ちている時にも食べやすい料理です。

ただし、うどんだけでは栄養が偏りやすいため、卵、わかめ、鶏肉、豆腐などを加えるとよいでしょう。

冷たいうどんばかりでは体が冷えすぎることもあるため、時には温かいうどんもおすすめです。

3. 卵料理

卵は、たんぱく質を手軽に補える食品です。

ゆで卵、卵焼き、茶碗蒸し、卵スープなど、体調に合わせて調理方法を変えられるのも便利です。

特に茶碗蒸しや卵スープは、食欲がない時でも比較的食べやすいでしょう。

4. バナナ

バナナは調理の必要がなく、手軽にエネルギーを補給できます。

汗とともに失われやすいカリウムも含まれているため、夏の間食や朝食にも取り入れやすい食品です。

ヨーグルトと一緒に食べるのもおすすめです。

5. ヨーグルト

ヨーグルトは口当たりがよく、朝食やおやつとして手軽に食べられます。

食欲がない時は、バナナや桃などの果物を加えると、エネルギーも補いやすくなります。

ただし、冷たいものを食べ過ぎるとお腹が冷えることもあるため、適量を心がけたいですね。

6. 味噌汁

暑い夏でも、温かい味噌汁はおすすめです。

味噌汁には水分と塩分が含まれているため、汗をかいた後の補給にも役立ちます。

豆腐、わかめ、野菜、卵などを加えれば、一品で複数の栄養をとることができます。

ただし、高血圧などで塩分制限をしている方は、医師の指示に従うことが大切です。

7. スイカ

スイカは水分が多く、暑い日のおやつにぴったりです。

食欲がない時でも食べやすく、夏らしさを感じられるのもよいですね。

ただし、スイカだけでは十分な食事にはなりません。豆腐や卵、ヨーグルトなど、たんぱく質を含む食品と組み合わせることが大切です。

高齢者の夏バテ予防に大切な3つの習慣

のどが渇く前に水分をとる

高齢者は、のどの渇きを感じにくいことがあります。

一度にたくさん飲むのではなく、起床後、食事中、入浴の前後、就寝前など、時間を決めて少しずつ水分をとると続けやすくなります。

水や麦茶を基本にしながら、汗をたくさんかいた時は塩分補給も意識しましょう。

たんぱく質を毎食少しずつとる

夏バテ対策では、エネルギーだけでなく、たんぱく質も大切です。

特に高齢者は、筋肉量の維持が健康的な生活につながります。

豆腐、卵、魚、鶏肉、ヨーグルトなど、食べやすいたんぱく質を毎食少しずつ取り入れてみましょう。

一度にたくさん食べられない場合は、1日3食にこだわらず、食事を4回から5回に分けてもよいでしょう。

エアコンを我慢せず、しっかり眠る

睡眠不足も夏バテの原因の一つです。

「エアコンは体に悪い」「電気代がもったいない」と考え、夜間に冷房を我慢する方もいるかもしれません。

しかし、熱帯夜に室温が高いままだと、眠りが浅くなったり、夜間の熱中症につながったりすることがあります。

無理に我慢せず、室温や体調に合わせてエアコンを使用することが大切です。

以前ご紹介した**「シニア世代の夏の睡眠対策」「夏の電気代を抑える方法」**の記事も、あわせて参考にしてみてください。

こんな症状がある時は医療機関へ相談を

夏バテと思っていても、別の病気が隠れていることがあります。

次のような症状がある場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。

・水分がほとんどとれない
・食事が2日から3日以上とれない
・強いめまいやふらつきがある
・呼びかけへの反応が鈍い
・吐き気や頭痛が続いている
・尿の回数や量が極端に少ない
・普段とは明らかに様子が違う

一人暮らしの高齢者の場合は、家族や近所の方がこまめに声をかけることも大切です。

まとめ

高齢者の夏バテ対策では、無理をしてたくさん食べることよりも、食べられるものを少しずつ続けてとることが大切です。

冷ややっこ、卵料理、うどん、味噌汁、ヨーグルトなど、やわらかく食べやすい食品を上手に取り入れてみましょう。

また、水分補給、たんぱく質の摂取、十分な睡眠も欠かせません。

暑い夏は、頑張りすぎないことも大切な健康管理の一つです。

「今日は少し食欲がないな」と感じたら、体からのサインだと思って、早めに休みましょう。

今年の夏も、食べられるものを少しずつ楽しみながら、無理をせず元気に過ごしていきたいですね。 ☀️🍉


※食欲不振が長期間続く場合や急激な体重減少がある場合は、

早めに医療機関へ相談することをおすすめします。

【参考資料】

・厚生労働省

・農林水産省

・日本老年医学会

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