高齢の親の家で少しずつ買い足したもの。父の一人暮らしで役立った10のアイテム
※この記事にはAmazonアソシエイトのリンクが含まれています。実際に使用しているものや、父の家で必要だと感じたものを中心に紹介しています。
※Amazonのアソシエイトとして、シニア暮らし応援ノートは適格販売により収入を得ています。
実家から帰るとき、私はよくスマートフォンのメモを開きます。
そこには、「次に行くときは、これを持っていこう」「これは買い替えたほうがよさそう」と、父の家で気づいたことが少しずつ増えていきました。
最初に書いたのは、浴室の滑り止めマットでした。父の家にあった浴室用スリッパを私が履いてみると、思っていた以上に滑りやすかったからです。
高齢の親のために買うものというと、特別な介護用品を想像するかもしれません。しかし、実際に気になったのは、照明や靴、薬の置き場所、防災用品など、普段の生活で使う身近なものでした。
今回は、父の家ですでに使っているものと、これから買いたいと思っているものを分けずにご紹介します。まだ購入していないものもあるため、「おすすめ商品10選」ではなく、わが家の買い物メモとして読んでいただければと思います。
高齢の親の家で実際に役立ったもの
浴室用の滑り止めマット
父の家では以前、浴室用スリッパを使っていました。
ところが、濡れた床でスリッパを履いたり脱いだりするほうが、かえって危ないように感じました。そこでスリッパを置くのをやめ、シャワーの水で簡単に洗える滑り止めマットを敷きました。
消費者庁も、高齢者の転倒・転落を防ぐ方法の一つとして、浴室や脱衣所への滑り止めマットの設置を挙げています。ただし、マットがずれたり、端がめくれたりしていないかは、ときどき確認したほうがよさそうです。
以前まとめた「高齢の親の家で確認したい安全対策」の記事でも、浴室や玄関など、父の家で見直した場所について詳しく書いています。
父の家では、シャワーで簡単に洗えて、浴室の床にしっかり密着するタイプを選びました。
人感センサーライト
夜中にトイレへ行くとき、暗い廊下で照明のスイッチを探すのは負担になります。
人が近づくと自動で点灯する小さなセンサーライトなら、大掛かりな工事をしなくても設置できる商品があります。
ただし、明るすぎると夜中に目が覚めてしまうこともあるため、寝室の近くでは明るさや点灯時間を確認して選びたいところです。
政府広報オンラインでも、高齢者の転倒は居間や寝室だけでなく、玄関、廊下、浴室など、住み慣れた家の中で起こると紹介されています。足元を照らすことも、家庭内の転倒予防を考えるきっかけになりそうです。
工事不要で置けるタイプもあるため、廊下や玄関の広さに合うものを探してみようと思っています。
LED照明
少し前に父から、「台所の照明が切れたから、電気の人に来てもらった」と聞きました。
高い場所の照明を交換するために、父自身が踏み台へ乗らなかったのは安心でした。ただ、交換のたびに業者へ頼むのも大変です。
私は父に、「次に替えるならLEDでもいいかもしれないね」と話しました。LED照明は蛍光灯よりランプ交換の頻度を抑えられるとされていますが、古い器具へランプだけを取り付けられるとは限りません。経済産業省も、照明の種類や器具の状態を確認し、安全性を考慮して交換するよう案内しています。
父の家ではまだ交換していないため、次回は器具の使用年数を確認し、必要なら専門業者へ相談する予定です。
中身が見やすい薬ケース
父が飲んでいる薬は、テーブルの一角にまとめてあります。
あちこちに分けて置くより、本人にも家族にも分かりやすいようです。薬ケースを選ぶなら、ふたが開けやすく、中身や曜日を一目で確認できるものが使いやすいかもしれません。
ただし、薬によって保管方法が異なるため、包装から勝手に出さず、薬剤師から受けた説明も確認する必要があります。
薬の管理については、以前書いた「高齢者の薬の飲み忘れ対策」の記事にも内部リンクでつなげる予定です。
スマートフォンスタンド
父のスマートフォンは、画面の文字を大きく設定しています。
母と妹の電話番号も登録してありますが、長く画面を見るときは手で持ち続けるより、スタンドへ置くほうが楽なことがあります。
高価なシニア向け電話へ買い替えなくても、まずは文字サイズや音量を調整し、本人が使いやすいスタンドを加えるだけで十分な場合もありそうです。
冷蔵庫の整理ケース
私は父に電話すると、ときどき「冷蔵庫に何が入っている?」と聞きます。
使っていない食材があれば、簡単な食べ方を伝えて、なるべく早く食べるように勧めています。
ただ、整理ケースを増やしすぎると、かえって中身が見えにくくなることもあります。買うとすれば、透明で深すぎないものを一つだけ置き、「先に食べるもの」をまとめる程度が父には合いそうです。
まだ購入していないため、次に帰ったときに冷蔵庫の広さを測ってから決めようと思っています。
次に実家へ持っていきたい防災用品と生活用品
懐中電灯
停電時にすぐ使えるよう、懐中電灯は玄関や寝室など、置き場所を決めておくことが大切です。
買っただけで収納の奥へ入れてしまうと、必要なときに見つからないかもしれません。乾電池の状態を家族が定期的に確認できるものを選びたいと思っています。
防災ラジオ
父は普段スマートフォンを使っていますが、停電が長引けば充電できなくなる可能性もあります。
ラジオ、ライト、充電機能が一体になった商品もありますが、機能が多すぎると操作が分かりにくくなる場合があります。父には、ボタンが大きく、普段から一人で使えるものがよさそうです。
渡した日に一度説明して終わりにせず、しばらくしてから「使い方を覚えている?」と一緒に確認する必要もありそうです。
非常用トイレ
災害時には、断水や排水設備の問題で自宅のトイレを流せなくなることがあります。
内閣府は、災害時に備えて携帯トイレや簡易トイレを平時から備蓄するよう案内しています。
父の家にはまだ十分な数を準備できていません。購入したら、保管場所だけでなく、袋の取り付け方や処理方法も一緒に確認するつもりです。
購入したあとは保管するだけでなく、一度袋の取り付け方を確認しておくと安心です。
買い物用の小さなカート
お米や飲料などの重い物を運ぶとき、手で持つより小さな買い物用カートがあると負担を減らせるかもしれません。
ただし、段差が多い道や混雑した場所では、カート自体が扱いにくいこともあります。
父が普段どこで買い物をし、どの道を歩くのかを聞いてから、車輪の大きさや本体の重さを選びたいと思っています。こちらも、まだ購入前の候補です。
買って渡すだけで終わらせないようにしています
父の家へ持っていったものが、すべてそのまま役立つとは限りません。
家族には便利に見えても、本人にとっては使い方が複雑だったり、置き場所が分からなくなったりすることがあります。浴室のマットも、薬ケースも、防災用品も、実際に使っているかをあとから聞くことが大切だと感じています。
私も最初から10個の買い物リストを作っていたわけではありません。
浴室で滑りやすいスリッパに気づき、照明が切れた話を聞き、冷蔵庫の中身を電話で確認するうちに、スマートフォンのメモが少しずつ増えていきました。
次に実家へ帰ったときも、何かを無理に買うのではなく、父が困っていることを先に聞くつもりです。
高齢の親の一人暮らしでは、高価な物を一度にそろえるより、毎日の生活で本当に困っていることを一つずつ減らすほうが、長く使える安全対策につながるのかもしれません。
参考資料
消費者庁「住環境における高齢者の事故について」
消費者庁「みんなで知ろう、防ごう、高齢者の事故」
政府広報オンライン「たった一度の転倒で寝たきりになることも。転倒事故の起こりやすい場所と予防法」
経済産業省「蛍光灯からLED照明への切り替えはお済みですか?」
内閣府「避難所におけるトイレの確保・管理ガイドライン」
内閣府「災害用トイレの備蓄に関する案内」
※この記事にはAmazonアソシエイトのリンクが含まれています。実際に使用しているものや、父の家で必要だと感じたものを中心に紹介しています。



コメント
コメントを投稿